み(仮)

the best is the enemy of the good

「ロリ河童などヒロインが妖怪のエロ漫画「モノノケアクメ」」

 


 

昨今妖怪やら物の怪の類が人気を得ているが、ついにエロマンガまで出たか、という印象だ。

海野螢がこの手のSFテイストな作品を得意としていて、それは何篇か読んだことがある(もちろん年齢制限のある作品だ)。ただ、その場合でも明らかな異形の姿は取っておらず、人間の姿をベースに少し妖怪風にアレンジ、という感じだった。海野の場合、中心が「抜き」ではなく、ふつうに見るマンガっぽい作品を描いているが、なぜかヒロインの少女を異形の姿にしなかった。やはり海野の場合も「抜き」を意識していて、異形のモノでは「抜け」ないと思ったからなのかも知れない。「モノノケアクメ」も表紙だけ見ると大体そのような感じであるが、こちらは「抜き」を中心に据えているようだ。今後エロゲーから

という作品が出るそうだが、こちらは豚に実際に犯されるシーンがあって、所謂獣姦なのだが、豚が狂気じみていて、異形っぽく描かれている。今後もヒロインが異形の姿をもって描かれることはなさそうだ。

 


(追記)海野の作品だが、彼はSFテイストな作品を描きはするが、妖怪をテーマに据えている、というわけではない。本文中に「この手の…作品」と書いたが、よくよく考えるとヒロインは異形の姿をとっておらず、内面でそのように感じさせる異質さを含んではいるが、あまり妖怪とか物の怪を感じさせるものではない。こちらの勘違いだった。