み(仮)

the best is the enemy of the good

ジブリ 感想 雑感2

 先日、ジブリ好きの知人と話をしていて、「茄子〜」は観たか、と話したら、観てないという。はて、と思って地元のレンタルヴィデオ屋に行くと、ジブリ作品ではなく、「千と千尋の神隠し」で作画監督をしていた高坂希太郎という人が監督を勤めているだけで、ジブリ作品ではなかった。道理で冒頭の注意画面が違っていたのか…。ジブリの棚にあったので、誤解していたようだ。

 


 「風の谷のナウシカ」も「崖の上のポニョ」も盤面に傷が付いていたため、読み取れなかった。折角なのでコピープロテクトを解除してPC側で読み取れるようにしたが、まだ観ていない。こうすると無期限になるので、実際は観なくなるケースが多いが、観ようとは思っている。ヴィデオ屋に返しに行った際に「盤面に傷が付いているみたいで、観られませんでしたよ」と伝えると、無料券か何かを渡そうとし、流石にそこまでしてほしくなかったので、拒否した。店員は呆気に取られていたが、こちらとしても気まずい。

 


 そこで今週は「もののけ姫」、「ゲド戦記」、「千と千尋の神隠し」、「となりのトトロ」、「ハウルの動く城」を借りてみた。今日と明日が暇なので、たぶん見られると思う。昨日は途中まで「ゲド戦記」を観たが、「AYAKASHI」の4巻を観たあとということもあって、途中で眠くなって止めて寝た。余談だが、最近ジョルジュ・バタイユの『眼球譚[初版]』(河出文庫)を読んでいて、その中で理屈の判らないものに「物の怪」という名称を与えている。内容にはまったく関係のない話なので、あまり気に留める必要はないのだが、同時に「幽霊」という名称も使っていて、そのあたりの違いを考えてみるのも面白い。アヤカシは「幽霊」という概念とも「物の怪」という概念とも違い、アヤカシ使いが身体に宿すもので、「妖怪」のヴァリエーションなのだが、「妖怪」とも違う。「ゲド戦記」にもそういう超生物みたいな存在があって、「魔法」使いやドラゴンと呼ばれているが、どちらも嫌われている。ドラゴンはそもそも人間の世界にはいないものなので、冒頭で出現した際に驚かれる。