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み(仮)

the best is the enemy of the good

雑感, 2015.9

倉敷

岡山へ旅行に行ってきた。友人と会いに行くというのが名目で, 初日に倉敷と岡山でぶらぶら。まずは美観地区で, 帰りながら商店街も散策。美観地区は初めてだったが, イメージ通り, 昔の町並みをそのまま残してる感じ。土曜日だったためか観光客も多く, 特に外国人観光客も多かったので, あーこういうの好きなんだなぁと。

友人が言うには「中国人や韓国人も多い」とのことだったが, そこではそんなに見なかった。というか, その友人も美観地区を歩くのは初めてのはずなので, またこいつもテレビや人づてに聞いたものをそのまま言ってるだけなんだろうなと。差別感情を湧出させるようならめんどくさくなるだけなので, 「いや, みてないが」と言いつつ話を切る。

尾道でもそうなんだけど, どうやら古い町並みと石や猫の相性が良いらしくて, 地区内に入っていきなり猫関係のお店があったのには驚いた。入ると, 猫のグッズが多い。日本人だけではなくて, 欧米の(どこの言葉か聞いても分からなかった)人たちにも人気がそれなりにあるらしい。中にはガラスケースに入った本物の猫も。あと, なぜかイヌのグッズも。

土産ものは酒だったり, 布製品だったり, 食べ物関係だとコロッケとか。

まあ今回は全部みるだけにして, 目的の蟲文庫を探す。これは友人の目当てだったのだけど, 彼が調べてなかったので, 調べながら探すことに。そのことはまったく時間の無駄だった。

蟲文庫, 期待以上に良い感じで, 知らなかったのだけれど, 古本屋だった。中にはCDも置いてある。友人は顕微鏡が良かったと言っていたけど, 俺はそれを見ていない。するとバカにされたのだが, 中の本の種類が思いの外豊富だったので満足していた。動物関係しかり, 映画や芸術関係しかり。

本屋そのものはそこまで大きくない。こじんまりとしていて良い感じ。若干高めの値段設定だけど, 買う人は買うんだろうなぁ。

美観地区は, 古い町並みが好きな人には良いのだろうし, 再利用している感じが見受けられるから好きなのだけれど, その反面で駅前の古い商店街が過疎化している。殆どシャッター街。同じ地区に商業地区を幾つも作っても, 住み分けが出来るわけではないってことが改めて分かって残念だった。決して街そのものが過疎化しているというわけでもないのだろうし, 駅前はビル街でもある。コンパクトに機能がまとまっている感じもする。だけど, 置き去りにされる人たちはどうなるんだろう, と竹原でも考えたことなので, 今後とも考えていきたい。

あとアリオを散策しながらぶらぶら。

岡山

これも4年ぶりぐらい。やはり巨大化している。「大都会岡山」と言われるだけあって, 前に来たときよりも更に巨大化して威圧感のある感じ。しかし, 友人は「駅前だけ」だと言っていた。今回は路面電車等には乗らず, 地下街やイオンの中, あるいは商店街の中と言った感じでうろうろ。ここは割と繁盛している感じなのだけれど, それでも寂れている商店街も多い。イオンのせいというよりは, 個人店が需要を創りだせなかったツケなのだと思う。だが寂しいものがある。

例によって遊びに来いという割には出不精でものを知らないので, 殆どゲーセンなのが残念だった。夕食も松屋でいいだろ, と言ったらイオンの中を探すと言い始め, 案の定高すぎたので入れず, それでもどこかにあるだろうと飲み街を中心に散策。あるわけもなく, 中途半端に地下街のつけ麺屋に入り, くそ不味い冷麺をいただいた。くそ不味いと友人にいったら案の定, キレる一歩前の顔をされたが, 不味いものは不味い。あと高い。

夕食前にはゲーセンの他にアニメイトにも行ったが, らしんばんプライズばかりになっていたので驚くなど。この店, 前から商売上手なところがあるけど, 傷ありの返品はしないとか, プライズに高い値段を設定したりとか, 更に輪をかけて利益追求してる感じがしてアレだった。その後で広島にも行ったけど, そこでもだいたいそんな感じ。

尾道

三原で泊まって尾道へ。漁師町なので対応はアレな人が多いのだが, 今回もまさにそんな感じ。おまえは客を何だと思ってるんだと。

尾道はまずシネマ尾道で映画鑑賞。今回初だったけど, 女の子と男の子, それにベテランっぽい感じの女性店員がいて, とにかく女の子がショートカット(ボブ?)でハスキーボイスでかなりかわいい感じ。大学生か, 高校生か。まあ多分前者だろうけど, 接客は下手なのに可愛さでカバーできてて好印象。接客のうまさは男の子の方が上手かったけど, まあ。

映画の感想は次回に譲るとして, 雨が降っていたので散策は諦めて, 尾道大へ。日曜日で開いているか分からなかったが, ほかの学生さんも2人ほど同乗したので開いてるかと思ったが, 開いてなかったので辺りをぶらぶら。きのこを見つけて写真を撮る。

戻って商店街を再度ぶらぶら。ホホホ座が近くにできていると知って, アパートを探す。どうやら閉店中の様子だったので写真だけ撮ってあとにする。アパート自体が再利用として広告に出されているらしく, ほかにも色々な店が入っている感じ。別府の清島アパートをなんとなく思い出す(実際は全然違うだろうが)。

広島

夕方頃に着いてアカデミイ書店をまずは探したけど見つからず, 紙屋町へ行って通称「オタク街」をぶらぶら。夕食はサイゼリヤで, 店員の態度にキレかけて威圧的な態度を取りながらジェイムズ・トンプソンの「白の迷路」を読了。

ゲーセンのプライズのとり方が色々あって驚く。個人的にはハート型の輪を引っ掛けて落とすタイプのが取りやすいのではと思ったが, いずれにしても一回では無理なので1.5k円かかると計算したら, 一気に取る気が失せた。

ふたば@Cafeにはじめて泊まり, 会員証の登録を済ませる。携帯電話の登録がない場合, 忘れ物をした場合に連絡ができないと言われ, じゃあ家の方にしてくれと言ったら「それはできないことになっている」と。でも取り敢えず書いてくれたらいいみたいな不審な態度を取られたのでむっとしたが, 鼻で笑ってそそくさと個室に戻った。

気づいたけど, 店で注文した場合にノックして, その後で開けてくるひとと開けるのを待っているひとがいるらしく, 今回は4回, 三原でも試してみて開ける派が1人, 開けない派が3人だった。統一してほしいものである(神経質なので開けないでほしい)。

竹原

時間が余ったのでついでに竹原に寄る。呉線で, 広島からよりも三原からの方が近いと知って, 大幅なロスのように感じたが, 逆に言えば呉や広を通過することにもなるので良かったか。しかし, 呉などでは降りず通過する。竹原までは広島からだと2時間弱で到着する。第一印象は「寂れている」。これはあまり口にされないだろうが, 特にこの日は月曜日で駅前の商店街は殆ど人が通っていない状況だった。

竹原と言えばニッカウィスキーの竹鶴政孝の出身地として有名らしいが, 最近では「たまゆら」というアニメの舞台となったとかで, まず駅を出て右手に目に入る総合観光案内所の看板には大きく取り上げられているのが目に付く。しかし, 「たまゆら」も放送終了して結構時間が経つし, 映画の放送があったとはいえ, 宣伝効果もあまり無いような状況に差し掛かっているのだろう。竹鶴政孝の宣伝と対になって売り出しているのが印象的だった(但, 竹鶴ののぼりやポスターなどは古い印象があり, 特にのぼりなどは繰り返し使われてきたのであろう)。

私は残念ながら「たまゆら」を観たことがないので, よく知らないのだが, 高校生を中心に繰り広げられる青春ストーリーもののアニメらしい。制服を中心に売っている店では大型の登場人物をかたどった人形が何体か置かれ, その近くのベンチにはおそらくはアニメ中のキャラクターの人形が置かれているのもみえる。また, アニメグッズを売る店も何件かみられ, 商店街を上げて売り出している印象がある。だが先述の通り, 月曜日の昼間という時間的状況や, アニメの宣伝効果の薄れなどもあって, 商店街に人気は殆どなく, にわかに私と同じような単独の観光客(風貌からオタクであると想像できる)や大学生のゼミかサークルなどの団体客がみられる程度であった。

時間的な都合から町並み保存地区には訪れることが出来なかったのが残念である。近辺ではあるが, 道の駅たけはらには訪れてみたが, あまり「たまゆら」を宣伝している様子はなく, こちらはどちらかといえば市民の交流の場, 地産地消を実践する買い物スペースとして成立しているようである。

いわゆるアニメの「聖地巡礼」は近年特にツーリズムとの結びつきが強いとの研究もあるらしいが, 竹原は地域アピールとして全体的に取り上げている印象が強い。私は以前から何度か聖地巡礼を実践しているが, 地域が全体的に, しかも行政を通じてまで盛り上げようとしている例を知らない。「たまこまーけっと」では舞台の商店街がTシャツを売り出すなどしているが, 地域全体を通しての運動ではないし, 行政が絡んでいるとの話を聞かない。また, true tears では観光協会がバックに地域を盛り上げようとしていたが, せいぜいポスターを売るなどの販売活動であり, 商業的なニュアンスは低いものであった。

とは言え, 竹原は何度も言うように, 残念ながら商店街が衰退している地域であると受け取られる。町並み保存地区を訪れることは出来なかったが, 倉敷同様, 保存地区だけが観光客も多く, 商店街がなくなっていっているかのような印象を受けてしまう。これから「たまゆら」を見ながらじっくりとその問題の核心について考えてみたいところである。