み(仮)

the best is the enemy of the good

魔法少女か…

「魔法少女まどか★マギカ」のCMを観て。


先日Youtube上にアップロードされた新房昭之×蒼樹うめ×虚淵玄の最新作アニメ、「魔法少女まどか★マギカ」のCMを観ることが出来たので、観てみた。15秒足らずのCMではあったが、魔法少女ものとして新しいものではないのではないか、という印象を抱いた。動画上に表れる文字を拾ってみると、以下のようになる。

 


 優しく友達想いの平凡な中学二年生(0:02


 鹿目まどか CV:悠木碧0:04ごろ)

 魔法でどんな願いでも叶えてもらえる、って言われたら、(0:07ごろ)


 どうする?(0:11ごろ)


 魔法少女まどか★マギカ 20111月より放送開始予定(0:13ごろ)

 


動画は全編を通し、ヒロイン?のまどかと思われるキャラクターの声が流れる。だいたい上に挙げた説明文を読むが、異同もある。声質は高めで幼く、声優が悠木碧となっているが、僕はこの人を知らない。ただ、Wikipediaによると少女や幼女といった年齢層の低い声を演じることが多いようだ。(Wikipedia悠木碧 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%A0%E6%9C%A8%E7%A2%A7)さらに声優自身が未成年である。驚嘆である。

キャラクターの外見も蒼樹うめが担当している、ということがあってか幼い印象が強い。薄い紫の髪にツインテールで、両手にはブロンズの杖らしきものを抱いており、縦に長い格好と落ち着いた目が何とか中学二年生らしさを醸し出してはいる。

コメントを見ると、これが「魔法少女リリカルなのは」を意識した戦闘モノではないことが予想される。ただし、脚本担当と思われる虚淵玄が「重い、暴力的な」路線のシナリオを書くらしく(Wikipedia虚淵玄  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%9A%E6%B7%B5%E7%8E%84)、戦闘を交えた作品になるであろうと考えられる。そういえば「魔法少女リリカルなのは」に登場するロストロギアは願いを叶えるものであった。肝心なのは「魔法でどんな願いでも叶えて『もらえる』」とあることで、「叶えることができる」ではないことだ。だからヒロインのまどか?は自分で叶えるのではなく、自分の願いを叶えるために戦闘を行うとも考えられる。杖もどこか武器的で、鈍重な印象が覗える。

強大な力をもった存在を賭けて戦う、という構成はすでにありふれたものになっている。これが新しいものではないのではないか、とする理由のひとつである。

もうひとつは「平凡な中学生」とあることで、いわゆる「巻き込まれ型」を想像させるが、これもありふれたものである。宣伝文句としては使い古された感じがして、「またか」と思ってしまった。まあ、ありふれた作品なのだとしてもキャストが斬新なので、何かしら面白い作品に仕上がるかも知れない。僕の予想をはるかに上回る作品になるのかも知れないし、何としても続報が楽しみな作品ではある。

 


あと、「魔法先生ネギま!」の33巻限定版特典の、「魔法少女ユエ」ドラマCDPVも観てみたが、こちらも面白そうな出来栄えだった。しかし、「ネギま!」に至っては17巻までしか読んでおらず、しかも全部売ってしまったので、これから作品の筋を追っていくのも大変なのでどうしようかと迷っている。仮に1冊400円だとして、33巻で13,200円なので、相当な出費と時間になる。うーむ。