み(仮)

the best is the enemy of the good

高千穂から帰還


 昨日、無事帰還した。他でその記事を書かなければならないので、また忙しくなる。『鬼降る森』など、高千穂関連で読まなければならない本もあることだし…。

 


 夜神楽についてだけ書くと、結構楽しめたのが本音で、地域色が強いのだが、観光化して数十年もなると観光客にそれほど嫌な視線を送ってこられることもない。ともあれ歓迎されていないのも確かで、4時間ぐらいは相棒と二人で観て、酒を飲んだあたりから地元の人たちとも少しばかり話をするようになった。やはり酒は交流のきっかけにもなるのだろう。相棒はあまり強くないらしく、結局一夜かけて紙コップ半分ほど呑んだ。僕は二杯ほど調子に乗って呑んだが、そもそも嫌酒主義みたいな傾向があって、10年ぶりぐらいに呑んだ。カッポ酒で、たぶん薄めていないので酔いが急速に回り、一時間ほどして寝てしまった。無念である。

 


 ただ現地は異様なまでに寒く、正直これ以上神楽を観ることはできない状況だった。そこで相棒が「7時ぐらいになったら出ましょう」と声をかけてくれたので、その地を降りた。舞手に若手が多いのか、通常よりもゆっくり進んでおり、14時ぐらいまでかかるということだった。しかもこの場所はいつもはこれ以上に寒く、雪が降ることも珍しくないとのことだった。薄着だったのが後悔の種だ。