「理由なき反抗」
理由なき反抗
ニコラス・レイ / 1955年 / アメリカ /105分(但, 観賞したのは特別版の方)
#思春期, 家族, 大人, 車, 銃
ジェイムス・ディーンはわりとどうでもよかったために, 他のシーンに期待していたが. これも期待していたほどでなく, やや消化不良の印象。車と銃と, 両方出てくる辺りはアメリカらしさをイメージしてるのか, もしか, この時代のアメリカはそれが"当たり前"としてあったのか, どちらとも判断しかねる状態。
前後の繋がりが少し破綻しているのが惜しい。が, それほどわからない展開ではない。大人の社会や論理に抵抗出来ない自分に苛立つ子供たちと, 父・子の繋がりを意識して作られたところは見ごたえがあって良い。
アメリカにとって, 家族が大切であることがわかる。作中では, ジミーら三人の擬制家族が作られるが, 狂った子供が最後には死ぬあたりが, 大人への絶対的懐疑と不信, 更には子供だけでは生きていけないことを表しているかのようで, もやもやする。
(2/6)