み(仮)

the best is the enemy of the good

「ミライセカイのプラネッタ」

ミライセカイのプラネッタ
りぷる / 681MB / 2013.3.29 予定

評価:C 謎を解いていく感覚や広がりのある世界観が面白いと言えるが, 全体的な出来はそこそこ。シチュエーション的にもよくあるもの。それだけに, ラストがどうなるかで大きく変わるのでは? 製品版に期待したい。体験版のプレイ時間は約1時間。

[シナリオ]
舞台はプラネッタと呼ばれる仮想世界と現実世界の両方で, 主に事件が起こるのは仮想世界の方。主人公たち学生を中心とした探偵的な組織が事件解決に奔走する, と言う話なのだが, スケールは大きく, テロや世界の終末, アバター(仮想世界での人格)のウィルスによる変化など, まあ, ふつうは高校生ぐらいの子供が関わることではないですよねと言われかねない事件に巻き込まれていく。仮想世界と自分の存在理由を重ね合わせる辺りも, 普通と言えば普通。

[音楽]
少し不安になるようなBGMだが, 特徴はよく出ている。

[美術]
ところどころで残念なグラフィックが目立つ。特に背景。キャラクターの立ち絵は慣れてしまえば吉。

[システム]
可もなく不可もなく。安っぽいスキンはどうにかならなかったのかとの疑問。
フォントは大きくて読みやすいが, 背景に混じって見えづらい。影をもっと濃く付けてくれれば尚良かったのだが…

[OPムービー]
歌はいい。疾走感と悲哀感が半ばに混ざり合い, 中二心を擽られる。それだけに, グラフィックのベタなのが音楽から浮いていてイタい。

[Hシーン]
さやか(1), ちょこ(1), こなつ(1)-- 計3つ。割と実用的。モザイク薄め。

[ひとこと]
とりあえずサマーウォーズ臭が否めない。
(2.9)