み(仮)

the best is the enemy of the good

2013-07-12

7月12日。練習がてら, 下関は菊川に住む友人の元へ輪行に。本当は6時に起きて下関駅から先を全て自転車で移動するハズだったのだが, 暑さでロクに眠れないことから生じた疲れか, 大幅に遅刻して11時に出発。小月駅まで電車で移動することにした。

何分初めての輪行だったが, これまでの事前学習とイメージトレーニングの賜物か, 特に苦労することなく袋入り。「サドルが出ていると注意されることもある」とネットにはあったので, 少し警戒して, 袋を入れるポーチでサドルを隠して無事通過。これが幸いしたか, その後も電車内で駅員に注意されることはなかった。

持ち物は,
・財布, wimax端末, 携帯電話, タオル, メモ帳, エンド金具, 輪行
のシンプルなもの。wimaxの端末だけが妙に浮いているが, 友人がウチではwimaxが入らないと抜かすので, 検証のためもっていくことに。エンド金具はなぜか上手く出来なかったので使用せず。変形が怖かったが, 何とか壊れずに済む。

輪行袋はタイオガのコクーンというもので, 前輪だけ外せば入れられるというのが売りなのだが, 後輪を含むと思いのほか自転車の存在が大きく, ドアいっぱいの幅を取る。走っている間はそれでいいが, 困るのはドアが開くとき。自転車をドア付近の座席にくっつけなければならないのだが, それでドア付近からの乗客の妨げになることが。商品がそのような仕様なのだから, 輪行のスタイルとしてはそれでいいのだろうと思われるが, いくらか心象に悪い。後輪を外すと袋の部分が余るし, 今後も少し調整が必要な箇所だ。

いざ鎌倉小月
小月で降りて自転車を組立てる。出待ちのタクシーが多く, 運転手からの鋭い眼光を浴びつつ, 汗を流しながら組立てて発進。と思ったら進行方向が逆だった。
ルートとしてメモしておいたのは, 小月から菊川の道の駅に向かい, 小串の方に抜けるルート。なのでまずは道の駅へ。途中, 軽い坂を上り, 抜けるとそこは麓に町…。

しばし絶景。いや, 四国まで自転車で行ったとき, 小郡かどこかで同じような風景を見たことがあって, それを思い出していた。あの時は嘉川のスーパーの精米所で一泊し, がむしゃらに漕いでいたら朝日とともにそういう風景が現れたのだから感動した。山口はトンネルや坂も多く, あまり走っていて気持ちのよいところとは言えないが(長いし), 夏にこういう風景が見られると感動するし山口もいいところだと思える。

道の駅でコーヒー牛乳を摂取。ロード乗りのガチな方々が休憩中で不審に思ったが, 後々, 軽い暑気あたりに当たって行動の意味を理解する。道の駅は普段あまり利用することがないが, こういうときには非常に助かる。地の産物が見られるし, 何を売り込もうとしているのかがはっきりわかるので, 観光としても面白いと, 認識を改にする。

それから山を登ったり降りたりして目的地に着いた。小月から約2時間。100円市で電話を掛けようと思ったらwillcomは圏外。店は潰れているのになぜかある公衆電話から友人に電話。状況説明に手間取り, 130円消化。痛い出費だった。auにしよう(提案)。
この店, 看板になぜか小日本の文字。だが売国奴の挑発では決してない。この小日本の文字, 実はコニッポンと読み, 現地の変な昔話に基づいて菊川のことを小日本と呼んでいる, とのこと。
僕も知らなくて, 小の前に何かが抜けていると思ったのだが, そんな様子はないし, 友人に聞いてみたらどうやらそういう話らしい。しかも, 小日本踊りというものがあるらしく, 小学校で踊らされたが, 現地の祭りでは特に踊られることもないとの話。まあ, 小学生が継承可能なぐらいだから後付けだろうが…(情報求む)。

その辺ぶらぶらしてるから~と言い, 更に先を進む。部落の先の方まで進んだところで, 地名が変わっているのに気づき, Uターン。どうやらすれ違いになったらしく, 結局小日本と書かれた廃墟で友人と落ち合うことになった。

という与太話。